日常生活に潜む肥満につながる毒素

私たちの日常生活は、農薬、添加物、電磁波など、さまざまな毒にさらされています。これらの毒の中には、肥満につながったり発がん性のある物質も含まれています。私自身、普段から極力これらの毒を摂取しないよう心掛けていますが、完全に回避することは難しいのが現実です。

そこで今日は、身の回りに溢れている食品添加物の毒素についてお話したいと思います。

身近な食品添加物の毒：ブドウ糖果糖液糖

スーパーやコンビニのドリンク棚の商品を手に取れば、原材料に「ブドウ糖果糖液糖」と書かれたものを見かけない日はありません。

そもそもブドウ糖果糖液糖とは何かというと、トウモロコシを原料として作られた液糖です。別名「コーンシロップ」とも言います。これだけ聞くと、「トウモロコシから作られているのだから安心なのでは？」と思うかもしれませんが、現在市場に出回るトウモロコシの多くが遺伝子組み換えであるため、この液糖も遺伝子組み換え由来の可能性が高いのです。

ブドウ糖果糖液糖（コーンシロップ）は、安価で甘味度が高いため多くの食品や飲料に使用されていますが、健康にさまざまな悪影響を及ぼすことが明らかになっています。

以下、具体的な5つの悪影響について説明します。

1：肥満の促進

ブドウ糖果糖液糖は、内臓脂肪を増やし、特にお腹周りに脂肪がつきやすいです。摂取することで体内に中性脂肪が沈着しやすく、肥満マウスの実験にも使用されるほど、肥満を加速させる効果が強力です。

2. 老化の促進

ブドウ糖果糖液糖の摂取により、AGEs（終末糖化産物）が大量に生成されます。AGEsが体内に蓄積すると、

血管や皮膚への沈着を起こし、動脈硬化を引き起こしたりシワやシミの原因になります。

その老化速度は、摂取しない場合と比べて10倍速いとされています。高価な美容クリームに頼るよりも、まずブドウ糖果糖液糖を徹底的に避けることがアンチエイジングには効果的です。

3. 腸内環境の悪化

ブドウ糖果糖液糖は、腸内細菌に過剰な影響を与えます。結果として、

• ガスの過剰発生
• 腸内細菌層の乱れ

といった問題が発生するので、おならや腹痛、膨満感の原因になったり、腸内環境が酸性に傾き、全身の炎症を引き起こして、ニキビや肌荒れに直結します。

4. 水銀の蓄積

ブドウ糖果糖液糖の製造プロセスでは、微量の水銀が混入していることがあります。水銀は神経毒として知られ、長期的に体内に蓄積すると健康に深刻な影響を与える可能性があります。

5. 頭痛の誘発

砂糖や人工甘味料と同様に、ブドウ糖果糖液糖も頭痛の原因になることがあります。特に敏感な人は、摂取後に頭痛が引き起こされる可能性が高く、これも注意が必要です。

ブドウ糖果糖液糖は、肥満・老化・腸内環境の悪化・毒素の蓄積・頭痛といった多岐にわたる悪影響をもたらします。つまり、健康を守るためには、日常生活でこの成分を避けることが最善の策と言えます。

特に加工食品や清涼飲料水の購入時には、原材料表示を確認し、ブドウ糖果糖液糖が含まれていないか注意することをおすすめします。

とはいえ、知らないうちにこれらを口にしていることがほとんどです。

そこで大切なのが「解毒」です。

ここからは、身体にたまった添加物を解毒する方法をお伝えします。

自宅で簡単にできる解毒方法

体内に蓄積された毒素を排出し、健康を保つためには、日々の生活習慣で解毒を意識することが重要です。ここからは自宅で簡単に取り組める解毒方法をご紹介します。

1. 水を十分に飲む

体内の毒素を排出するためには、十分な水分補給が欠かせません。

目安は 1日あたり体重×30ml（体重50kgの場合は約1.5L）です。

また、レモンを数滴絞った「レモンウォーター」を朝に飲むと、デトックス効果が高まります。レモンにはビタミンCやクエン酸が含まれ、肝臓の働きをサポートします。