あなたは、「皮膚ガス」という言葉を聞いたことがありますか？

これは、汗をかいたときにニオイとして感じてしまう原因物質のことを言います。

今日は、この「皮膚ガス」を発生させないためにはどうしたらよいのかをお伝えしますので、ぜひ最後までお読みくださいね。

そもそも皮膚ガスはどうして発生する？

皮膚ガスが発生する原因は、汗に含まれるミネラルやぶどう糖、アミノ酸、乳酸、尿素、そして皮脂がまじりあったものが常在菌によって分解されることで発生します。

そのため、例え無臭のさらさら汗をかいたとしても、それをそのまま放置してしまうと常在菌の作用によってニオイが出てきてしまいますので、汗をかいたその後のケアが大切になってきます。

さらさら汗をかいた後の正しいケア方法

先ほどお伝えした通り、無臭のさらさら汗をかけたとしても、その後のケアが間違っているとその汗は皮膚ガス発生のもとになってしまいます。

そこで、さらさら汗をかいた後、ニオイを発生させない正しいケア方法をお伝えします。

①汗を拭くときは乾いたものを使わない

汗をかいたら、乾いたタオルやハンカチで拭いていませんか？実はこれはニオイを発生させる誤ったケア方法です。なぜなら、汗はもともと水分が皮膚の上で蒸発する気化熱として肌から熱を奪うことで体温を下げているからです。なので、乾いた布で汗を拭くと水分がなくなるので体が冷えず、余計に発汗が促されてしまうのです。

そのため、汗をかいた際はウェットティッシュなど、濡れたもので肌を湿らせながら拭くのが良いです。

②肌着を着る

肌着を着ないと、汗が肌についたままになってしまいます。肌着を着ておけば、着替えを持参してこまめに取り換えることでニオイの発生を防止できます。

ニオイを防ぐには汗腺を機能させることが重要

ニオイを防ぐためには、汗腺をしっかり機能させることが重要です。

なぜなら、汗腺がしっかり機能していれば、血液中に含まれるミネラルやアンモニアなどの成分をろ過して再吸収し、水に近い無臭のさらさら汗がかけるから。

しかし、汗腺の機能が衰えてしまうと再吸収がうまくいかず、成分が多く残るベタベタの汗になり、汗をかいただけでニオイの原因となってしまいます。

ここからは、汗腺をきちんと働かせるためにはどのようなことができるか、お伝えしていきますね。

①制汗剤を使い過ぎない

制汗剤を使い過ぎてしまうと、汗腺の機能低下を引き起こします。

なので、制汗剤をなるべく使わず、汗をかいたらシャワーなどでさっと洗い流すのがベストです。

ただ、それをするのも難しいことが多いと思います。そういった場合は、肌着を取り換えるだけでも十分に効果があります。

②暑い日でも湯船につかる

暑い時季は、湯船に入らずシャワーで済ませてしまう人も多いと思います。ですが、シャワーだけでは汗をかくことができないために汗腺の機能を下げ、ニオイの強いベタベタ汗の原因となってしまいます。

なので、ぬるめのお湯を張った浴槽にゆっくり浸かり、汗をかきやすくすることが大切です。

③おがくず酵素風呂に入浴する

おがくず酵素風呂は発汗を促すことができるため、汗腺の機能を回復させるのにはピッタリです。

またおがくず酵素風呂でかく汗は無臭のサラサラ汗なので、気持ちよく入っていただけます。さらに、針葉樹のおがくずを発酵させたお風呂なので、木の香りにとても癒されます。

これらから気温が下がって寒くなってくると、どうしても汗をかく機会が減ります。ニオイ対策のためにもおがくず酵素風呂へ入浴し、汗腺をしっかり機能させていきませんか？

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